皆様こんにちは、日増しに拡大する新型コロナの感染者数・地域に、
外出への危機感を募らせるスタッフMです。
今日はいつもとは少し趣を変えて、受託印刷のふりがな(ルビ)に関するコラムを書かせて頂きます。
当社でご受託作成しておりますIDカード(社員証・修了証等々)は、
ほぼ間違いなく可変情報としてお名前が入っております。
お名前にはふりがな(ルビ)が入っていることも多く、その振り方にはいくつかの法則があります。
ふりがな(ルビ)は配置をこだわることで「読み易さ」や「デザイン性」が向上するポイントになりますので、
デザイナーの方の多くはそういったこだわりのある振り方を好まれます。
例えば下の比較画像のようなお名前の場合はどうでしょう?
お名前にふりがな(ルビ)を振った場合、次のような種類に大別されます。
1.左端から振った「左詰めルビ」
2.姓・名を1つのグループとして振った「グループルビ」
3.漢字単位を1つのグループとして振った「モノルビ」
4.半角カナで左端から振った「左詰めルビ(半角カナ)」
見比べると一目瞭然ですが、「グループルビ」と「モノルビ」は、
「読み易さ」や「デザイン性」を求める場合に整っているので選ばれやすいと思います。
しかし、印刷する際の条件に以下のようなものを追加するとどうでしょうか?
1.印刷する人数は300名
2.写真が入るのでお名前は漢字もふりがな(ルビ)も共に横幅は3.5cm以内まで
お名前には漢字の文字数が長い方も、読み仮名が長い方もいらっしゃいます。
あるいは、外国人の方だとふりがな(ルビ)は不要ですがお名前が非常に長い場合もあります。
そういった条件も加味して数百人規模の印刷をしなければならない場合は、
条件を満たせない可能性がある「グループルビ」と「モノルビ」は現実的ではありません。
そういった場合に有効なのは「左詰めルビ」や「左詰めルビ(半角カナ)」になります。
例えば、皆様がお持ちの保険証をご覧頂くとご理解頂きやすいかと思います。
券面にお名前のふりがな(ルビ)があった場合、
ほとんどの方は「左詰めルビ(半角カナ)」になっているはずです。
その理由はデータベースの登録内容が反映されていることも関係しておりますが、
同時に印刷条件の制限をクリアするためでもあるのです。
そういった観点から当社では、ふりがな(ルビ)が必要な場合には、
印刷条件を満たしやすい「左詰めルビ(半角カナ)」か「左詰めルビ」をご推奨しております。
もちろん印刷の条件次第では「グループルビ」や「モノルビ」もご対応致しますが、
ご提供頂くデータもふりがな(ルビ)位置が分かれるように頂く必要がありますので、
ご希望の場合はぜひご相談下さい。
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